安らぎの時

うつ病などの精神疾患を克服して職場に復帰する方がおられるでしょう。うつ病はかかった本人にしか分からないくらいの重大な精神疾患だというイメージがあり、うつ病を克服するのは長い治療期間を有することも珍しくないのです。ともあれ、うつ病で長い期間休んでいた自分に対して向けられる同僚からの気遣いのまなざしを感じるとともに、自分の病によって同僚へ仕事のしわ寄せをしてしまったという申し訳なさが手伝って、今度は自分が同僚をサポートしていくために頑張っていこうとする気持ちを喚起させていくことでしょう。
医歯薬や看護師の仕事で行き詰ったときに、このまま退職をしてしまうか、しばらく休暇をもらって傷ついた心を癒してから職場に復帰しようかという二択に心が揺れ動くことがあると思うのです。医歯薬や看護師の仕事にやりがいを感じている方にしてみたら、退職をしてしまうのはあまりにも勿体ないことだとして、自分の判断で医歯薬や看護の世界から切り離してしまうのをすんでのところで踏みとどまることがあっても不思議ではないでしょう。今の仕事を続けたいけれど、このまま心が不安定な状態で仕事ができないため、その充電期間として長期の有給休暇を申請する方がおられると思うのです。その休みの期間において、どうして休職をするほどまでに追い詰められていったのかなどの自問自答を繰り返すことがあるのだと思います。仕事で頑張ってきた自分と向き合いながら、いつの日か再び職場に復帰できることを切実に願っていることでしょう。

復帰を希望している看護師の方は参考になるので見てください。
<<潜在看護師の復職葛藤記>>